[アップデート] Amazon Pinpoint からの E メール送信時にもカスタムヘッダーが設定出来るようになりました
いわさです。
2 ヶ月ほど前に Amazon SES でカスタムヘッダーを設定しやすくなる(RAW 以外でも設定できる)アップデートがありました。
AWS でメール送信する方法としては他に Amazon Pinpoint というサービスもあります。
Amazon Pinpoint はメール送信基盤に Amazon SES を使っています。しかし上記アップデート後も Amazon Pinpoint からカスタムヘッダーを付与することは出来ませんでした。
What's New のアナウンスは出ていないのですが、最近のアップデートにより Amazon Pinpoint でもカスタムヘッダーをメールに追加できるようになりました。
これにより、独自でList-Unsubscribe
やList-Unsubscribe-Post
を始めとするカスタムヘッダーを追加出来るようになります。
利用方法は簡単でメール内容の作成画面あるいはメールテンプレート機能でヘッダーキーと値を指定するだけです。
メールテンプレートで設定しキャンペーン送信してみた
早速、Pinpoint のメールテンプレート機能でカスタムヘッダーを設定し、キャンペーンで使ってみます。
メールテンプレート画面で件名や本文の作成の他に、次のようにヘッダーが設定出来るエリアが追加されました。
この中ではヘッダーのキーと値を複数(最大 15 件)まで追加することが出来ます。
また、既存テンプレートにカスタムヘッダーが追加されているかどうかは、テンプレートのプレビュー画面でも次のように本文下に表示されるようになっているので確認可能です。
実際にこのカスタムヘッダーを設定したテンプレートを使って、メールキャンペーンを作成し適当なセグメントにメールの一斉送信を行ってみました。
受信したメールソースを確認してみると次のようにテンプレートで設定したカスタムヘッダーが使われていることを確認出来ました。
良いですね!
メールテンプレートを使わずにメッセージ作成する場合も設定可能
また、事前に準備したメールテンプレートを使わずにキャンペーン内でメッセージを構築する場合も、次のようにカスタムヘッダーを設定するエリアが追加されており、メールテンプレート編集時と同様にヘッダーを追加することが可能になっていました。
さいごに
本日は Amazon Pinpoint からの E メール送信時にもカスタムヘッダーが設定出来るようになったので設定方法などを確認し、メールテンプレートとキャンペーンを使って E メールを送信してみました。
タイミング的には少し遅れて対応されたような印象ではありますが、Amazon SES 以外で Pinpoint をよく使っている方も既存のキャンペーンやジャーニーでカスタムヘッダー対応が出来るようになりましたので使ってみてください。